「第2領域に25%使え」…現場管理職の本音は?
〜サウナとキャンプに思いを馳せる主任の憂鬱〜
■ チーム生産性爆上げのカギは“第2領域”らしい
最近読んだマネジメント本に、衝撃的な一文がありました。
「優秀な管理者は、日々の業務の25%を“第2領域”にあてている」。
第2領域――つまり「重要だけど緊急じゃないこと」に、です。
チームや組織の“未来”をつくるには、現場仕事だけでなく、新しい取り組みや仕組み化、育成やブランディングなど「未来への投資」にもしっかり時間を使え、と。
頭では分かる。でも――現場は、そんなキレイごとだけじゃまわらない。
■ 私の現実──95%は現場“回しごと”で埋まっていく
私が管理職として働いている現場は医療系。
患者さんの対応、シフト調整、スタッフ面談、書類の山、実績集計、トラブル対応――とにかく、目の前の“現場”を回すことだけで一日が終わる。
「自己研鑽」や「新しい取り組み」は、気合いを入れないと手が回らない。せいぜい1日30分、ひどい日は5分しか時間が取れない日もザラ。
それでも「管理職は25%も未来のために使ってる」と言われると、自分は本当にこの役割を果たせているのか?と焦る。
■ 管理職のジレンマ──スタッフとの距離と“孤独感”
現場のプレイヤー時代は、仲間と笑ったり悩んだりするのが日常だった。
管理職になった今は、「全体を俯瞰する」「調整・交渉・マネジメント」に多くの時間を使い、気づけばスタッフとの距離が遠くなる。
野村監督も「管理職は選手と距離を取れ」と説いたけど、孤独感に襲われる日も多い。
でもやっぱり、たまには現場に戻りたくなる。「管理」と「現場感覚」のバランス、これが本当に難しい…。
■ 通常業務をどれだけ“スマート”にできるか
第2領域に時間を割くには、通常業務の効率化が最大のカギ。
業務の仕組み化・デジタル化・ムダの見直し…どんなに忙しくても、1日5分でも10分でも「未来」のためのタネまきを意識して続けたい。
と、言いつつ現実は「9割現場、1割だけ未来」な日も。
バランスを取りながら「今日はこれでよし!」と自分にOKを出すことも大事かな、と思っています。
■ おまけ──「あ〜〜〜キャンプ行きたい」
頭で分かっていても、心は正直。
パソコンの前でふと、「あぁキャンプ行きたい…」とため息が出る時がある。
自然の中で深呼吸、焚き火、そして何も考えない贅沢。
でも実は、こういう“逃避”こそが次の「第2領域」へのヒントやエネルギーになっているのかも。
管理職の皆さん、お互い、無理せずやっていきましょう!
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