【冷やし湯で、浮いてととのう】草加健康センターの“異次元チル”
〜いつものSKC、でも今日は違う。管理職の脳を浮かせる“サ活”体験〜

■ 草加健康センターとは
埼玉県草加市にある草加健康センター(通称:SKC)は、サウナ好きなら誰もが一度は耳にしたことがある名店。
テレビ番組『サ道』のロケ地にもなった聖地であり、いまだに“伝説級のサウナ”として名を馳せています。
昭和レトロな雰囲気を残しながらもリニューアルで清潔感と快適さが両立。
男女ともに広い浴場、豊富な食事メニュー、そして何より「サウナと整い」の完成度が高い施設です。
■ サウナ室の構成
- 高温サウナ(遠赤外線・約95〜100℃)…3段構成で最大20人収容、程よい湿度とバチッとくる熱さ
- 水風呂(15℃前後)…4〜5人ほど入れる広さでバイブラ付き。全身を一気にリセット
ここまでは、いつも通りの「整いルーティン」──なのですが。
■ 今日のSKCは、ちょっと違った。
今回は「不定期開催:冷やし湯」の日。
いつもは炭酸泉がある一角が、なんと約29℃の不感温度湯に変身。
「いや、29℃? ぬるくない?」と思ったあなた。ここが本日の主役です。
■ 「冷やし湯」とは?
サウナ好きの間では“冷やし湯=ととのい中継地点”。
水風呂の「シャキッ」とした緊張から、いきなり外気浴へ向かう代わりに、29℃前後の「不感温度」で深層チルに突入できるというもの(シュニンニンの持論)。
草加健康センターでは、炭酸泉エリアが冷やし湯として変身。
しかも炭酸効果もあいまって、血流促進と副交感神経優位のバランスが絶妙。
サウナ→水風呂で交感神経マックスになったところに、とどめの“冷やし湯”でスイッチ切り替え。
これは、現代社会で戦う管理職に必要な「サボりの技術」なのかもしれない。
■ 水風呂の後、「冷やし湯」へ
まずはいつものようにサウナで15分しっかり発汗。水風呂でキュッと締めたあと、いつもなら整い椅子へ。──が、今日は違う。
そのまま「冷やし湯」にドボン。
最初はぬるい。が、5秒後──全身の毛穴がスーッと開いて、浮遊感と一体化した感覚に包まれる。
まるで「無重力の整い」。
身体が完全に委ねられ、呼吸が勝手に深くなる。水風呂でも外気浴でもない、第三の整い。これが「冷やし湯整い」。
サウナ→水風呂→冷やし湯(29℃)→そのまま浮遊しながらディープリラックス。
これがね…脳にくる。
浮かぶんだよ。リアルに。
身体の重力感がすっと消える。
そして脳がふわっと“デフラグ”される感じ。
■ 不感温度整いの原点は「沖館温泉」
実はこの“不感温度整い”を最初に体験したのは、私の地元・青森市の沖館温泉。
水風呂(20℃)と不感温度風呂(27〜30℃)の二段構えがあり、最後にぬる湯で整う快感を知った。
▼その時のレビューはこちら👇
【青森サウナシリーズ】沖館温泉レビュー|不感温度風呂で整う新体験
まさか、あの感覚を草加で再会するとは。しかもこの「冷やし湯」は期間限定。出会えた人は、もう幸運です。
■ 体験の結論:ディープリラックスの正体
冷たさでも熱さでもなく、自律神経のONとOFFのちょうど中間を刺激する──それが、不感温度の魔力。
水風呂後に交感神経を一気に上げ、冷やし湯で副交感神経をゆっくり下げる。
結果、脳も体もスイッチがリセットされる。
■ 2025.10.28 追記|あの伝説、草加で復活。ニンニクラーメンスペシャル
サウナ後のラーメンって、なぜあんなに美味いんでしょう。
しかも今回食べたのは、惜しまれつつ閉店した「東名厚木健康センター」で人気を博した
“ニンニクラーメンスペシャル”の復活版。

まず香り。
もうね、湯気が立ちのぼった瞬間に鼻から胃袋まで直通回路が開通する。
スープをすくう前から「勝負が決まってる」やつ。
一口すすれば、にんにくの香りと鶏ガラの旨味が渾然一体。
それでいてしつこくない。
麺はツルツル、すべすべ。まるで水風呂あがりの肌触り。
そして、決定的に伝えておきたい。
ニンニク1かけではない。1玉。
“ひとたま”入ってます。
もはや「ラーメン with ニンニク」ではなく、
「ニンニクが主役、ラーメンがサポート」。
咀嚼するたびに、仕事の疲れがどんどんリセットされていく。
完食後の感想はただ一つ。
「止まりませんでした。」
食べてる間は無心。
仕事のことも、報告書の締切も、部下の育成も、ぜんぶどっか行きました。
■ 明日一緒に仕事するみなさんへ(ごめんなさい)
ええ、もう分かってます。
明日は、口から「会議キャンセルの香り」がするでしょう。
というわけで、ここでニンニク口臭対策・実践編を軽く紹介します。
- ① 牛乳でリセット:
牛乳に含まれる脂質が、ニンニクの臭い成分(アリシン)を包み込み、
化学的に無臭化してくれる。
飲むタイミングは食前・食後のどちらでもOK。
一番おすすめは食前に一杯。 - ② リンゴジュースで分解:
リンゴに含まれるポリフェノールと酵素が、
口臭の原因物質を酸化分解してくれる。
食後に飲むと効果的。
(ちなみにリンゴそのものでもOK。皮ごと食べると◎)
つまり、「牛乳でコート→リンゴでフィニッシュ」が王道。
これで翌日の職場も安心です。
……たぶん。
■ まとめ|サウナ後の一杯は“ニンニクの哲学”
サウナで汗を流し、心を整え、
そのあとニンニクラーメンで魂まで満たす。
これが、草加健康センター流“完全ととのいフルコース”。
サウナとニンニクの共通点はひとつ。
「出す」ことが大事。
汗も、香りも、人生も、出し切ることに意味がある。
……そんなことを思いながら、今日もスープを飲み干しました。
■ 草加健康センター 基本情報
- 住所:埼玉県草加市北谷2-23-23
- アクセス:東武スカイツリーライン「獨協大学前駅」より徒歩約20分/無料送迎バスあり
- 営業時間:10:00〜翌8:00(年中無休)
- 入館料:大人 平日980円/土日祝1,180円(深夜割増別)
- サウナ:高温サウナ(約100℃)
- 水風呂:15℃前後/広さ5〜6人
- 冷やし湯:期間限定/約29℃の不感温度湯
- 外気浴:整い椅子多数・開放的テラス
- 食事処・仮眠室完備
■ シュニンニン的まとめ
サウナ×水風呂×冷やし湯。これ、三位一体の整い革命。
熱と冷と「ぬる」が作るハーモニー。
一度味わえば、もう整いイスには戻れない。
冷やし湯整い──整いの沼は、想像以上に深かった。
いつものサウナルーティンを、あえて崩す。
管理職にも、そんな“脱・マニュアル”が必要な日がある。
ととのいの正解は一つじゃない。
「水風呂のあとに冷やし湯」
この逆転の発想が、凝り固まった思考をほぐすきっかけになる。
草加健康センター。
そこは今日も、働くオトナの脳疲労を受け入れる“回復基地”だ。


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