第5話|55歳と宮城と、母の暮らし
──キャリアは家族の時間軸と重ね合わせて選ぶもの
■ 宮城に帰りたい理由は「地元愛」だけじゃない
僕は宮城に移住したいと思っている。
でもそれは、単なる郷土愛ではない。
宮城で1人暮らしを続ける母。
年々、帰省するたびに少しずつ小さく見えていく背中。
その姿を見るたびに、胸の奥にざらりとした痛みが走る。
「母がまだ自分で動けるうちに、同居できるようにしたい」
それが、僕のなかの中心にある願いだ。
■ 55歳までに動かないと“間に合わない”かもしれない
移住の現実的なタイミングを考えると、
55歳前後がひとつの区切りになる。
- 母の体力の問題
- 息子が20歳を超える時期
- 自分のキャリアの節目
この3つがちょうど重なるのが、55歳あたりだ。
今の会社で副支店長を目指すキャリアパスを考えると、
55歳はまだ「これから上へ」という時期。
そのタイミングで「宮城に行きます」は、現実としてかなり苦しい。
一方で、
“店長級の主任”として現場力と教育力を磨ききって宮城へ向かう
というキャリアは、むしろ現実的だ。


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