【フラワー温泉 花月苑レビュー】朝5時から“第二の風呂場”|青森市サウナシリーズ
――不自由さが、なぜか心地いい。昭和ハードモードで整う。
■ この記事でわかること
- 花月苑のサウナ・水風呂・導線(実体験にもとづくレビュー)
- 持ち物(自前サウナマット推奨)と“整い”のコツ
- 休憩スペースの使い倒し方(コスパ良し)
■ 概要ハイライト
- 朝5:00〜:住民の「第二の風呂」的な生活インフラ感
- 浴槽が豊富:熱め/ぬるめ/寝湯/バイブラ/横長プール型の水風呂+通常水風呂
- サウナ95℃:テレビあり・マットなし・木製座面(=尻アツ問題)
- 水風呂約20℃:3人でギュウギュウ、でも導線は優秀
- 整い椅子なし:浴槽フチ or 洗い場イスで“現場整い”が正解
- 湯上がり休憩スペースが充実:長居前提のコスパ空間
■ 早朝5時からの“第二の風呂場”
花月苑は朝5時オープン。入口で交わされる「おはようございます」に、うっかり出勤してきたのかと錯覚するほど、生活に溶け込んだ温泉です。
ここは観光スポットというより、住民の生活動線に刺さる場所。この空気がもう、好き。
■ 浴槽ワンダーランド:選べる湯、遊べる導線
浴室は広く、中央に大きな湯船。周囲には洗い場がぐるり。そしてバリエーション豊富な浴槽が並びます。
- 熱め風呂/ぬるめ風呂
- 寝湯/バイブラ
- 横に長〜いプール型の水風呂+通常の水風呂
つい泳ぎたくなる横長水風呂ですが、クロールはもちろん禁止。心だけ、自由に泳ぎましょう。
■ サウナ95℃:昭和ハードモードに挑む
サウナは95℃、2段ベンチ、テレビあり。湿度はロウリュなしの割に悪くない(浴室側の蒸気が効いている印象)。
ただしマットは無し。木の座面は年季が入り気味で、ところどころガタつきも。
つまり――尻がアチアチ。ここは自前のサウナマット持参が正解です。
昭和レトロを越えて少し傷みが目立つ箇所もありますが、だからこその“現場感”。
最新式ではない、でも熱は正直。このギャップが妙にクセになります。
■ 水風呂&整い:20℃・3人サイズ、イスは自分で作る
水風呂は約20℃でぬるめ。3人でギュウギュウのサイズ感。とはいえ、動線は良好で、サウナ → 汗流し → ドボンまでがスムーズ。
整い椅子は設置なし。代わりに浴槽のフチか洗い場イスに腰掛ける“現場整い”が主流。
これが意外と集中できる。むしろ不自由さが、整いを濃くする瞬間あり。
■ 休憩スペースが、実は本体
正直、サウナ単体で「強烈なキラーワード」は少ない。けれど――湯上がり休憩スペースの充実度で帳尻どころか加点。
リクライニングでゴロゴロ、テレビでうとうと、ドリンクで水分補給。再入浴の案内がある場合は素直に従いつつ、堂々と“長居”したい施設です。
■ まとめ:完璧じゃない、でも愛おしい。
最新サウナの対極にあるようで、なぜか心は満ちる。
「整い=快適」ではなく「整い=余白」だと教えてくれる、青森の生活サウナ。
次は本を一冊持って、朝からゴロゴロするつもりです。――それが花月苑の、正しい攻め方。
■ スペック早見表(訪問時の体感・掲示ベース)
営業時間 | 朝5:00〜(終了時刻は館内掲示に従う) |
---|---|
サウナ | 約95℃/テレビあり/マットなし(自前マット推奨) |
水風呂 | 約20℃/3人で一杯のサイズ+横長プール型あり |
浴槽 | 熱め・ぬるめ・寝湯・バイブラ・電気・ジェット×2 |
整い椅子 | なし(浴槽フチ/洗い場イスで代替) |
備考 | 休憩スペースが充実。再入浴案内がある場合は表記に従って活用 |
※設備・時間は訪問時点の印象と掲示にもとづきます。最新情報は現地表記をご確認ください。
■ 基本情報|フラワー温泉 花月苑
- 名称:フラワー温泉 花月苑
- 所在地:青森市内(詳しい住所・料金は現地掲示をご確認ください)
- アクセス:朝5時から営業/生活導線良好(車・徒歩いずれも利用者多め)
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