サウナで整えなかった管理職の話|部下と行って気づいたこと

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部下と行ったサウナで整えなかった話|それでも悪くなかった理由

整うつもりだった。
あの土曜日、タオルをバッグに詰めて、整う気満々でサウナに向かった。

けど──まさか部下も来るとは聞いてなかった。

結果から言うと、その日は整えなかった。
けど、不思議と「行ってよかったな」とも思っている。


管理職とサウナ。そこに部下が加わると?

最近は“飲みニケーション”より“サウナコミュニケーション”が流行っているらしい。
そう言い出したのは部下だった。「主任、整ってますか?」と。

サウナ好きな自分としては、ちょっと嬉しかった。
「整う」なんて言葉が若手に通じる時代が来たのか…と。

でも、どこかでイヤな予感はしてた。
サウナって、基本“ひとりになれる場所”だと思っていたから。


整うどころか、気を使ってばかりだった

浴場に入ると、もうスイッチが入ってしまう。
“管理職モード”というやつだ。

  • タオル貸すか?
  • 熱波タイム、誘導すべき?
  • 水風呂の順番、譲った方がいいかな?

気配りが止まらない。整うどころか、常時マネジメント脳。
これもう仕事じゃん。

黙浴のはずが、つい話してしまう。
「熱いっすね」「これ、90℃っすか?」
わかる、初めて来たら言いたくなるのも。

こっちはもう、ととのう準備ができてるのに、
まさか“返事をする口”を動かす羽目になるとは。


整い失敗チェックリスト

整いポイント 今回の自分
サウナ中は無言で過ごせたか ✖ 話しかけられて返事した
水風呂は順番気にせず入れたか ✖ 譲った
外気浴で完全リラックスできたか ✖ 周り気になった
整った瞬間、あったか? ✖ 無念!

整わなかった。でも、なんか嬉しかった

部下とサウナに行ってみて思った。
整いはしなかったけど、いつもより“会話が自然”だった気がする。

湯上がりにポカリを飲みながら、くだらない話をした。
家庭の話、趣味の話、転職するならどこ行きたいか──

会議室では出ない言葉が、湯気の中では出てきた。

お互い裸だからか。
肩書きが一枚剥がれたような、そんな感覚だった。


管理職に必要なのは、整いより“共有する時間”かもしれない

「管理職たるもの、まず自分が整ってから周囲を整えるべし」
そんなことを自分に言い聞かせていた。

でも今回、整ってなくても、
ただ同じ空間を過ごすことで、信頼が深まる感覚があった。

それは“成果”じゃないし、“KPI”にも出ないけど、
たぶん、チームの空気には少しだけ影響する。

マネジメントって、そういう“無形の時間”を大事にできるかどうかかもしれない。


Q&A:部下とサウナ、あり?なし?

Q. 部下とサウナってアリですか?
A. 整いたいなら一人で行こう。
でも、信頼を築く時間としてのサウナは、じつは“超アリ”。

Q. どう誘えばいい?
A. 「飲みじゃなくて、サウナでも行く?」くらいがちょうどいい。
気を使いすぎない、でも誘われたらちょっと嬉しい。そんな距離感がベスト。


まとめ|整いだけがサウナじゃない

本気で整いたいなら、ひとり黙ってサウナ→水風呂→外気浴でルーティンするのが鉄則。

でも、たまには“整わないサウナ”も悪くない。
人と行くことで見える関係性や、その中での会話や沈黙も、また味わい深い。

管理職として、誰かと同じ時間を共有するって、
それだけで大事な“マネジメント”だったりもする。


サウナで整わなかった主任の結論

整わなかった。
でも、整いきらなかったその余白に、大事なことが詰まっていた。

部下と語ったくだらない話、帰り道の沈黙、
サウナ飯でうまいと口に出したあのカレー。

それらはすべて、「次、また行きましょう」の一言につながっていた。

たぶん、また行く。
でも、次はちゃんと整える。


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