同僚と行くキャンプは、だいたい人生の話になる|八千代グリーンビレッジキャンプ場 レビュー
更新日:2026年1月19日
■ 今回の舞台:八千代グリーンビレッジキャンプ場
今回、同僚と3人で訪れたのは、茨城県八千代町にある
[八千代グリーンビレッジキャンプ場]。
結論から言うと、「温泉がなくても、全然困らないキャンプ場」。
むしろ、今だからこそ“狙い目”だった。

■ 基本情報(2026/01/19 現在)
- 所在地:茨城県結城郡八千代町松本
- キャンプエリア:第一キャンプ場/第二キャンプ場
- 温泉施設:リニューアル工事中(2026年4〜5月完成予定)
- 料金:比較的リーズナブル(温泉休止中のため空きやすい)
- 水回り:炊事場は水のみ(お湯なし)
- 車の横付け:不可(リアカー貸出あり)
- 薪販売:5kg 1,000円(長さ約43〜45cm)
- 薪割り機:借用可能
■ 欠点?いや、これは「味」です
正直に言うと、欠点はある。
お湯が出ない。車が横付けできない。
でもね、こんなの大した欠点じゃない。
リアカーは借りられるし、荷物を運ぶ時間すらキャンプの一部になる。
お湯が欲しければ、焚き火で沸かせばいい。
不便さは、工夫の余白だ。
■ 第一と第二、性格の違う二つのキャンプ場

第一キャンプ場(メイン)
炊事場を中心に、フリースペースが広がる王道レイアウト。
グループ利用や、ほどよい賑わいを楽しみたい人向け。
第二キャンプ場(通好み)
少し離れたコテージ群の裏手にあるエリア。
平日利用だと、ほぼ誰もいないこともある。
炊事場とトイレはやや遠い。
でもその分、貸切感・完全ソロ感・サバイバル感は抜群。
静けさを味わいたいなら、迷わずここ一択。
■ 今回は3人、それぞれソロ装備
今回は3人とも、各自ソロキャンプ装備。
そのうち1人は、プライベートでは初めて一緒にキャンプする後輩。
仕事では「優秀だな」と思っていたけど、話せば話すほど驚かされる。
現状の課題だけでなく、
組織がどこに向かおうとしているのか。
トップの言葉の端々から、それをどう読み取るか。
その考察が、驚くほど的確。
しかも、自分のキャリアについても行動が伴っている。
研修講師、論文執筆、挑戦をやめない。
それでいて、プライベートも濃い。
フルマラソン、全国の山への登山。
「なんで登山するの?」と聞いた時の答えが、忘れられない。
「哲学的ですけど、生を感じるんです。
危険と隣り合わせで、自分の足で“生を選択して進む”感じがある」
正直、痺れた。
後輩だけど、尊敬する。
人生3周目なんじゃないかと思った。
■ ライフワークバランスについて、管理職として思うこと

キャンプの夜、自然とライフワークバランスの話になった。
個人的な考えだけど、ライフとワークは分けるものじゃない。
ライフの中に、ワークも、ファミリーも、フェイバリットも、フレンドもある。
全部が影響し合っている。
だからこそ難しい。
でも、切り分けようとするほど、どこか歪む。
管理職として思うのは、
「仕事だけ頑張っている人」より、
「人生をちゃんと生きている人」の方が、
結果的に強い。
■ 管理職として考えたこと──Z世代というラベルでは、何も見えなくなる
焚き火を挟んで話していて、ふと頭をよぎったのが「Z世代」という言葉だった。
正直、管理職をやっていると、
「最近の若い世代は〇〇だ」
という言説に触れる機会は多い。
・打たれ弱い
・指示待ち
・仕事よりプライベート重視
でも、今回一緒にキャンプした後輩を見ていて、強く思った。
一括りにするのは、やっぱり失礼だと。
彼は、いわゆるZ世代と呼ばれる年齢層に入る。
それでも、組織の方向性を読み、トップの発言の文脈を考察し、
自分の立ち位置とキャリアを主体的に設計している。
これは決して「たまたま優秀な一人」ではない。
環境と関わり方次第で、こういう思考は育つ。
少し引用めいた話をすると、
近年の人材マネジメント論では
「若手は受動的なのではなく、裁量と意味を与えられていないだけ」
と指摘されることが増えている。
仕事のWhy(なぜ)が共有されず、
How(やり方)だけを渡されると、
人は思考を止める。
逆に言えば、
Whyと判断の余白を渡された若手は、驚くほど考える。
今回のキャンプで、それをまざまざと見せつけられた。
管理職として、ここは自戒も込めて思う。
「Z世代は〇〇だ」と語った瞬間に、
実は思考を止めているのは、こちら側なのかもしれない。
世代論は、理解のための補助線にはなる。
でも、それを結論にしてしまったら終わりだ。
個を見ず、ラベルで判断した瞬間、
優秀な人材ほど静かに離れていく。
では、こういう人材をどう活かすのか。
答えは意外とシンプルで、
「考えさせる仕事」を渡すことだと思っている。
正解を教えない。
すぐに評価しない。
結論よりも、思考プロセスを聴く。
会議や朝礼で、
「どう思う?」と聞くだけで終わらせず、
「なぜそう考えた?」まで掘る。
今回の後輩のように、
もともと考える力を持っている人材には、
この関わり方が何より効く。
キャンプという、肩書きのない場だからこそ、
人の“思考の深さ”がよく見えた。
管理職としての学びは、
会議室より、焚き火の前に転がっていることもある。
そんなことを、
静かな夜に、薪をくべながら考えていた。
■ 今回も薪ストーブを使いました(そして煤問題)

今回のキャンプでも薪ストーブを使用。
安全には最大限配慮したけど、
話題に上がったのが「暖かさ」と「ガラスの煤」。
煤は、ストーブからのメッセージ。
燃焼が足りない、空気が足りない、薪が湿っている。
対策はシンプル。
乾いた薪、しっかり高温、空気をケチらない。
それでも付いた煤は、灰+水で落とす。
ストーブが自分で出したもので、自分を掃除する。
ちょっと哲学的で好き。
薪ストーブについての詳しい話は、
以前書いたこちらの記事でまとめている。
🔥 薪ストーブの本音レビューはこちら
今回のキャンプで使った薪ストーブについて、
暖かさ・煤対策・正直な欠点まで全部書いています。
「買って後悔しないか?」を知りたい人は先にどうぞ。
■ まとめ:安さと静けさは、今だけの特権
温泉が完成すれば、きっと人気が出る。
でも今は、安くて、空いていて、ちょうどいい。
八千代グリーンビレッジキャンプ場は、
「不便を楽しめる大人」に向いている。
同僚と火を囲み、
仕事の話と人生の話をする。
そんなキャンプができる場所だった。


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